こんにちは。チェリコ(@cherry_possum)です。
彼氏と日本で同棲することが決まった時、お互い「望まない妊娠は避けたいよね〜」という話になり、避妊方法を考えるようになりました。
そこで、私は避妊対策として同棲していた1年間、低用量ピルを服用しました。
ピルのオンライン診療【マイピル】今回の記事では、その他の避妊方法も紹介した上で低用量ピルの効果についてもシェアします。
日本の避妊対策にはどんな選択肢がある?
日本での避妊といえば、コンドーム・低用量ピル・IUS/IUDなどの子宮内避妊具の主に3つの避妊対策があります。
▼日本の避妊対策の割合
・コンドーム (使用率 82%)
・低用量ピル (使用率 4.2%)
・IUS・IUDなどの子宮内避妊具 (使用率 0.4%)
引用:「日本の避妊方法の実態」一般社団法人日本家族計画協会 2016
日本ではコンドームのみを使っている人が大半で、低用量ピルはたったの4%です。低用量ピルの使用率は、欧米諸国(イギリス26.1%, フランス33.1%)と比べても低い数値になっており、まだまだ普及していない状況です。(データ引用:Contraceptive Use by Method 2019)
この数値を観ると、フランス人の友だちに、「日本って低用量ピル薬局で買えないの?」と言われたのを思い出します。フランスでは低用量ピルが薬局で購入できるそうです!日本やオーストラリアでは産婦人科での診断が必要ですが、フランスを含めヨーロッパ諸国では薬局でも購入できるくらい身近なようです。
それぞれの避妊法について知らない人のためにもさらっと説明します。
低用量ピル
低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンが配合されており、子宮内膜に精子が泳ぎにくくなる液が分泌されることで妊娠を防ぐお薬です。
ピルは、きちんと毎日服用することでほぼ100%の避妊効果があります。
避妊の他にも、生理痛やPMSを抑えたり、にきびを減少させる効果もあるため、生理に悩んでいる方にも効果的です。
副作用としては、人によっては、吐き気、不正出血、気分の落ち込みなどがあるとされていますが一時的なもので飲み続けることで収まっていきます。また、血栓症のリスクがわずかに上がると言われているため1年に1回は定期検診を受けることがすすめられています。
IUS
IUSとは、子宮の中に挿入するタイプの避妊器具です。
子宮内避妊具に黄体ホルモンがついていて、それが持続的に溶け出していくことで、妊娠を防ぎます。避妊効果は、ほぼ100%で、一度の装着で最長5年の避妊効果と、生理の量も少なくなる効果があるとのことです。
産婦人科にいって装着する必要があり、費用は平均4~5万円と一見お高めですが、5年間の装着で低用量ピルを毎月購入するよりも安くなるそうです。長期の避妊を希望している人におすすめされています。
ピルのように飲み忘れの心配がなかったり、血栓症のリスクもない点が魅力的です!
コンドーム
コンドームは、多く人が利用していますが、実は避妊率 約85%といわれています。ゴムが破れたり、途中で抜けてしまうことで、妊娠の可能性が上がってしまうため、注意が必要です。
ただコンドームには避妊の他にも、性病や菌の感染を防ぐ効果があります。特にHPV(ヒトパピローマウイルス感染症)という子宮頸がんのもとになる菌は、女性の80%は知らない間に感染しているというデータがあります。パートナーがもつ菌が自分にとって悪い菌の場合、それが子宮がんのもとになる菌になり得るので、特にHPVワクチンを打っていない人は、コンドームで予防しておくことが勧められています。
オーストラリアでは腕パッチも
オーストラリアやその他の欧米諸国では、避妊効果のある腕にパッチもあるそうです。
彼氏は、その腕パッチを勧めてきたのですが、私が通っていた産婦人科で確認したところ、日本ではまだ認可がおりていないとのことです。(2021年1月時点)
腕パッチだと、ピルみたいに毎日服用しなくてもいいし、IUSのように装着に手間がかかったりしないので、今後腕パッチが日本でも認可がおりるといいなぁと思います。
低用量ピルにした理由
ということで、私はコンドームに加え、低用量ピルを服用することにしました。
ほぼ100%の避妊効果があるということと、服用をストップすればいつでもやめれるからです。
コンドームのみだと破れて妊娠の可能性が高くなったり、IUSだと装着や外すのに手間がかかります。
その点、低用量ピルは避妊確率が高く、いつでもやめられる点は自由度が高いです。
ただ、低用量ピルは毎日飲まないといけないところは少しめんどくさいです。なので、飲み忘れないように記録したり、彼氏に協力してもらうなどの工夫が必要になります。また、体質によっても服用できない可能性があるので、産婦人科の医師の方に診断してもらってから服用してください。
私が服用していたのは、一番お手頃なラベルフィーユ28粒です。(1シートおよそ2,900円。提供元によって多少値段は異なります。)
ピル代については、彼氏が半分お金を払ってくれました。
避妊対策はお互いに関わることだから、お金はお互い出すことにしたよ。
ちなみに私が利用したのはオンラインで完結するサービスです。
ピルのオンライン診療【マイピル】電話で産婦人科の医師の方と診察したのち、ポストに低用量ピルが届きます。まとめて購入すると安くなります!ピルについての心配事も電話での診療時に聞くことができるので安心です。
避妊対策は恋人同士で一緒に
日本だとまだまだ、コンドームのみで避妊をしている人が多いですが、失敗する可能性が高い避妊法でもあるので、コンドーム+低用量ピルやIUS・IUDで避妊対策をしておいたほうが安心です。
また、コンドームのみだと失敗した場合、なにかと男性に責任がのしかかってしまいますよね。なので、女性側も低用量ピルなどで避妊対策をしてお互いに協力し合うことが大切だと思います。
カップルで避妊対策を考えている人の参考になれば幸いです。